ここから先は、推敲中ですので、
そのつもりでお読みください。
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ポポーのハート7 照準
ちょうどその頃、惑星の遥か上空では、光の海の粒子に削られメタリッ
ク色に輝くレッドの船から、最後の焼夷隕石が発射されたところだった。
レッドには、それ以上の焼夷隕石の発射は必要なかった。何故ならば、
焼きつくされずにすんだ森を残す事により、それをめぐって必ず争いが
起こり、憎しみ合い、やがては滅びてゆくのである。レッドにとっては、
それが何よりの楽しみなのである。レッドは、船の操縦席から、その燃え
上がる炎を操縦席の前に浮かび上がるホログラフィーで眺めていた。
ホログラフィーに映る炎は激しく、その先端はまるで生き物のように揺らい
でいた。レッドは、笑みを浮かべながら手に持つ飲み物を口に運んだ。飲
み物の表面にもホログラフィーに映る炎が映り込み激しく燃えていた。し
かし、微かに飲み物の表面が波だった様に見えた。それと同時に、レッド
の船が激しく揺れた! ・・・・